退職したいけど言い出せない、怖い、仕事を辞めると言いづらいと悩んでいませんか?
退職がなかなか言い出せないのは、「会社に迷惑をかけたくない」「上司に怒られそうで怖い」と感じている人に多いです。
とはいえ、退職することを伝えないと、職場を変えることはできませんよね。
今回は、退職すると言うのが怖いと感じる理由と、できるだけスムーズに退職を伝える方法をまとめます。
目次
退職を言い出せない理由①会社に迷惑をかけそうだから
退職したいけど言い出せない、怖い、仕事を辞めると言いづらいと悩む理由で多いのは、今辞めることで「会社に迷惑をかけるのではないか」という不安。
例えば、上司にこのように言われるとためらってしまうことはありませんか?
- 「君がいなくなったら、この事業がストップしてしまうよ」
- 「君が辞めてしてしまったら、だれが後輩の面倒を見るんだ」
- 「今の仕事は、君にしか頼めないんだよ」
- 「何とかあと〇年いてくれないかな」
このように引き止められると、途中で辞めたら無責任と言われそうだし、少し罪悪感を感じたりして、なかなか断りにくいですよね。
このような場合は、まずは今自分が辞めても、会社には迷惑がかからないことをしっかり説明しましょう。例えば、次のとおり。
- 今の事業を進められる人は複数いる
- 後輩はすでに十分育っていて、一人立ちできている
- 過去の資料も残してあり、引き継ぎの準備も整っている
- 事業はすでにだいぶ軌道にのっている
さらに引き止められたら、相手が引き止めようがない理由を考えておくと効果的。
例えば、次のようなものです。
- もう次の職場の内定をもらっている
- 将来のビジョンの実現のためにどうしても転職が必要
ただ、これはだいぶ決定的な理由になるので、どうしても辞めたいときの最終手段として使ってくださいね。
退職を言い出せない理由②上司に怒られそうで怖いから
退職したいけど言い出せない、怖い、仕事を辞めると言いづらいと悩む理由として、上司に怒られそうで怖い、という理由も多いです。
例えば、こんな風に怒るタイプの上司だと、相当言いづらいですよね。
- 「そんな甘い考えでは転職は無理だ」
- 「たった〇年も働けないなんて甘えている」
- 「雇ってもらっている恩を仇で返すのか」
いろいろ言ってくる口やかましい上司はどこでにでもいるものですが、怒りの内容が上記のような精神論だった場合、聞き入れる必要はありません。
なにしろ、上司の世代と現代では常識が違うのです。
上司の世代では、ひとつの会社に入社したら定年まで勤務することが当たり前で、例え若いうちに苦労しても、勤続年数が増えれば職位が上がり、報酬として返ってきていた時代。
なので、数年で転職したり、仕事がきついと言って退職することに抵抗がある人が多いのです。
現在では、転職はありふれたものですし、勤続年数が上がれば待遇が良くなる保障もありません。会社に勤めてさえいれば安心、という時代ではないのです。
そもそも、現代の世相に理解がある上司なら退職の話をしても怒ることはありません。
むしろ、退職時期やあなたのキャリアについてアドバイスをくれるかもしれませんね。
あなたが現職できちんと職務を果たしており、引き継ぎも十分準備しているなら、上司に怒られることはほぼありませんよ。
仕事を辞めると言いづらい時の伝え方
退職したいけど言い出せない、怖い、仕事を辞めると言いづらいと感じていても、もうすでに心の中で辞める意思を固めているのであれば、善は急げです。
次のステップで退職を進めていきましょう。
- 就業規則を確認し、何日前に退職届を出すべきか計算する
- 退職日を決める
- 直属の上司に辞めることを伝える、
- 退職願いを出す
- 退職願いの申請が通ったら、正式に退職届を出す
会社によって多少の違いまありますが、退職はだいたい上記のような流れで進めます。
特に、希望日の何日前に退職届を出すべきかはきちんと確認しておきましょう。
法律では2週間前でよいとされていますが、実際は1~2か月前と規定されている会社が多いです。
これは、会社が求人や引き継ぎを行うのに必要な時間ですから、ここはきちんと守りましょう。
その他の注意点は以下のとおり。
- 電話やメールですまさず、可能な限り直接伝える
- 退職希望を伝えるときの質問対策をしておく
- 上司にはいきなり伝えず、アポイントメントをとっておく
- 上司には退職の意思をはっきり示す
- 退職前に転職先を見つけておく
いざ退職の意思を伝えるとなると身構えてしまい、話の切り出し方に悩む人も多いのですが、まずは上司の反応に合わせて、「退職させていただきたいのですが・・」と切り出してみましょう。
「相談したいことがあります」」という言い方では、強い引き止めに合う可能性があるため、あくまでも退職の意思を示すことが重要なポイントです。
退職希望日や引き継ぎの話など、この機会に決めておくと退職日までスムーズに流れを作ることができます。
退職理由については、円満退職を目指すなら、人間関係や給与面の不満、環境要因などの理由は避けましょう。
というのも、配属先の変更や給与アップ、環境改善など引き止めの条件を提示されかねないから。
実は退職理由は必ず話さなければならないわけではありませんので、「一身上の都合により」というシンプルな理由で構わないのです。
それから、退職前に転職先を確保しておくことも重要なポイント。先に転職先を決めておくことで、退職後の生活の心配がぐっと楽になります。
普段の仕事が忙しくて自力で転職活動をするのが難しいなら、転職エージェントや転職サイトを活用し、効率的に活動することがおすすめですよ。
まとめ
退職したいけど言い出せない、怖い、仕事を辞めると言いづらいと悩んだときの対処法をまとめました。
会社に迷惑をかけそう、上司に怒られそうで怖い、などの理由で申し出をためらっているなら、会社には迷惑をかけないことをきちんと伝え、退職の意思をしっかり伝えましょう。
現代の世相に理解のある職場なら、そうそう怒られたり、形見の狭い思いをすることはないでしょう。
いざ退職を伝える時は、次のポイントに注意しましょう。
- 就業規則を確認し、何日前に退職届を出すべきか計算する
- 電話やメールですまさず、可能な限り直接伝える
- 上司にはいきなり伝えず、アポイントメントをとっておく
- 上司には退職の意思をはっきり示す
- 退職前に転職先を見つけておく
退職を伝えることは勇気がいりますが、退職することを伝えないと、職場を変えることはできません。
大切なのは、ルールを守って、あなたの伝えたいことをていねいに伝えること。
逆に、トラブルになりやすいのは、退職時の決まりを守らず、不義理をしてしまうときです。
きちんとルールを確認することで、トラブルは避けることができます。
きちんと知って、もっとあなたに合った職場を見つけていきましょう!
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