仕事のストレスは、うつ病と診断される大きな要因のひとつ。
人間関係、パワハラ、長時間労働、などが原因でうつ病になることは少なくありません。
うつ病は、日本人の13~15人に1人は、生涯の内に発症する病気であると言われていますから、珍しい病気ではありません。
仕事が原因で、「うつ病になったかも…」と思ったら、早めの対策をとることが大事ですね。
もちろん、仕事を辞めることもその選択肢のひとつです。
今回は、仕事をやめるべきうつ病の症状と、診断されたら辞められるのか、についてまとめていきます。
目次
仕事をやめるべきうつ病の症状とは
うつ病とは、脳内の感情を調整する神経伝達物質が何らかの原因で上手く働かなくなり、様々な精神的症状や身体的な症状を引き起こす病気です。
はっきりした原因は、解明されておらず大変難しい病気ですね。
うつ病の代表的な症状は、以下の通りです。
【身体的症状】
- 不眠症、過眠症になる
- だるさ、疲労感が多くなる
- しびれ、目眩、吐き気、腹痛、頭痛など
【身体的症状】
- 不眠症、過眠症になる
- だるさ、疲労感が多くなる
- しびれ、目眩、吐き気、腹痛、頭痛など
仕事のストレスが原因でうつ病になる人は、年々増える傾向にあります。
さらにやっかいなことに、仕事のストレスが原因のうつ病は、自分ではうつ病と気がつかない場合も多いもの。
もしあなたや、あなたの周りの人が、上記のうつ病の症状に当てはまるようなら、一度医療機関を受診することをオススメします。
うつ病になったらすぐに対策をしないと危険!
うつ病は、つらい病気です。自殺者の40%がうつ病を患っているというデータもあります。
そう考えると、怖い病気ですよね。
大手広告代理店電通の新卒女性社員が、過労自殺認定されたことが話題になりましたよね。
彼女の場合は、月105時間の長時間労働によってうつ病を発症してしまったパターンです。
「死ぬくらいなら、仕事を辞めればいいのに」
誰もがこう思うのですが、うつ病になると精神的に追い込まれて「仕事を辞める」という選択肢がなくなってしまうのです。
だから、うつ病は怖い病気なのです。
うつ病にも軽症と重症があり、早いうちに治療をした方が、症状改善が早いと言われています。
重症になるほど治療期間も長くなります。
仕事の強いストレス、長時間労働、人間関係によって、うつ病になってしまった人は、自分の身を守るためにも、うつ病の治療やうつ病の原因を取り除くという対策をしなければなりません。
仕事をやめる前に休職という方法もある!
仕事が原因でうつ病になってしまったら、仕事を辞めるという選択もありますが、休職という方法もあります。
休職とは、とりあえず、会社を休んでうつ病をしっかりと治してから職場復帰するという方法です。
休職に必要な手続きとは
まずは病院でうつ病の診断を受けましょう。
うつ病と診断された場合は、必ず診断書を書いてもらいます。
次に、上司に相談しましょう。
ここでは、「うつ病と診断されたので休職したい」とはっきり自分の意思を伝えます。
どのくらいの期間休職できるかは、会社の就業規則によりますね。
この時に、傷病手当金申請の手続きは必ずしておきましょう。
傷病手当金とは、健康保険に加入している人が、病気で休職をしなければならない時に給付金が貰える制度です。
大体、給料の6割程度が支給されますので、休職中にはかなり助かります。
傷病手当金は、最長で1年6か月支給されます。
会社に休職を認めてもらって、傷病手当金を受給しながら治療を行い、うつ病が治ったら職場復帰するということができれば、一番良いですよね。
うつ病と診断されて辞めることができない仕事はない!
仕事のストレスが原因でうつ病になってしまった人は、余裕があるなら「休職」という手段を利用する方が良いかもしれません。
ただ、仕事のストレスによってうつ病が発症してしまって、余裕がない人は「すぐに仕事を辞める」という選択もありです。
仕事を辞めることには、抵抗があって当たり前です。
もしかしたら、仕事を辞めることで後悔するかもしれません。
ただ、仕事を続けることでうつ病が重症化すると、長期間の療養を強いられることになります。
その時に、仕事を辞めておけば良かったと後悔しても遅いのです。
どうせ、後悔するなら、とりあえずうつ病を治すために仕事を辞めることも、賢明な選択であると思います。
一般の社員なら、2週間前に会社に退職の意思を伝えれば、退職できます。
うつ病であろうと、そうでなくても、退職する事由が労働者にはあります。
うつ病の診断書を提出して退職を申し出れば、無理矢理引き留める会社は、まれと言えるでしょう。
まとめ
仕事のストレスで、うつ病になってしまったら、早期の治療が大事です。
すぐに、医療機関を受診し、うつ病の治療を優先しましょう!
余裕があれば、休職という手段を利用すると良いですが、余裕がなければ仕事を辞めて、うつ病の治療をすることが長い人生を考えれば賢明な選択だと思います。
この記事を気に入っていただけたら、クリックいただけると嬉しいです!