新卒で就職して数か月たつと、「仕事に疲れた」「しんどい」「疲れがとれない」と悩む人が増えてきます。
就職したばかりの時期は、期待や緊張からかえって疲れを感じないものですが、少し時間がたつと、どっと疲れを感じる場面が増えてきます。
- 「仕事って、こんなに疲れるものなのか」
- 「この先ずっと、こんな思いをしながら働くのか」
- 「あと何年こんな毎日が続くんだろう…」
そう考えると気が重くなってしまいますよね。もう仕事を辞めたい、と思う方もいるかもしれません。
仕事に心底疲れてしまったら、いったん立ち止まってみましょう。
今回は、仕事に疲れたときの対処法をお伝えします。
目次
新卒で仕事に疲れた時の対処法 ①がんばらない
新卒で仕事に疲れてしまう人は、言われたことをきちんとやり遂げる、真面目で頑張り屋さんに多いです。
言われたことをきっちりこなさなくては、と気負い過ぎて、自分の時間や労力をいつの間にかかけすぎてしまうことがあるのです。
「新人だからがんばらないといけない」との思いから、就職してからずっとアクセルを踏み続けた状態になっていませんか?
自分があまりにも疲れていると気づいたら、思い切って少し休むのも大切です。
あなたが少しペースを落としたり、休んでも、会社全体の仕事は動いていくので心配はありません。
休むことで自分の評価が下がるのでは、と心配になるかもしれませんが、時にはしっかり休息した方が効率アップにもつながるもの。
例えば、1日だけ定時で帰ってみる、半休をとってみるなど、ほんの数時間、空き時間を作るだけでも違いますよ。
たまには少しペースを落として、心身を復活させましょう。
新卒で仕事に疲れた時の対処法 ②人に頼る
新卒で仕事に疲れてしまう人に多いのは、「自分の仕事は必ず一人でやり遂げなくてはいけない」と思っていること。
会社の仕事は、今までやったことのないことですから、時間や労力がかかるのは無理もありません。
自分のスキルでは難しい、あるいはどうしても時間がかかってしまう場合は、先輩などに相談してみましょう。
なにしろ、あなたは今年社会人になったばかり。まだスキルが足りないのは、上司や先輩もわかっています。
早めに相談することで、効率の良い方法を教えてもらえたり、場合によっては協力してもらえることもあるでしょう。
もちろん、自分で少しも試行錯誤しないで、はじめから他の人にばかり頼るのはNGですが、得意な人に良い方法を聞くのは自分のスキルアップにもつながりますよ。
そして、お世話になった人には、きちんとお礼を伝えることも忘れずに。
新入社員がスキルアップするのは、先輩としてもうれしく、頼もしいものです。
普段から礼儀正しく接していれば、あなたが困ったとき、気持ちよく教えてもらえるでしょう。
新卒で仕事に疲れた時の対処法 ③他人と比べない
新卒社員が仕事に疲れてしまう原因として、自分と他人を比べすぎる点も挙げられます。
他人と自分を比較して、自分の立ち位置を認識するのは大切ですが、過度に比べすぎると、自信がなくなり、「気疲れ」や「落ち込みやすさ」として現れてしまいます。
例えば、「周りの社員と比べて、自分の仕事の進捗が遅い」という理由で、落ち込んでしまうことはないでしょうか?
上司にしてみれば、新入社員の仕事のスピードがゆっくりなのは当たり前です。
多くの場合、スピードよりも、仕事の進め方や下準備の確実さ、きちんと期限までに終わらせられるか、といったポイントを重視しています。
要するに、期限までにある程度の「質」をクリアできるか、ということが重要なのです。
質にスピードが伴えばもちろん評価は上がりますが、それは仕事に慣れてからの話。新入社員のうちは、まず確実に仕事を進めることを重視しましょう。
周りに合わせようと無理をして、ミスしてしまっては本末転倒です。
他人の状況が気になるのはわかりますが、大切なのは、まずは自分の仕事に集中し、確実に完了させていくこと。
ひとつづつ積み重ねていくことで、あなたの評価も上がり、自信も大きくなりますよ。
新卒で仕事に疲れた時の対処法 ④仕事以外の趣味をもつ
新卒で仕事に疲れる理由は、生活パターンが大きく変わることも一因です。
学生時代と比べ、平日のほとんどの時間を仕事に使うことになりますし、周りの人間関係もがらりと変わります。人によっては、生活する街や住む家が変わることもあるでしょう。
慣れない環境、慣れない人に囲まれて、やったことのない仕事に取り組むわけですから、疲れて当然なのです。
こんなとき、職場と家を往復するだけの生活だと、逃げ場がなく、よけいに心がくたびれてしまいます。
仕事以外に、趣味など別の居場所を持っておくと、リフレッシュになるだけでなく、必要以上に追い詰められずに済みます。
もともと趣味のある人は続けてもいいですし、社会人になってから新たに何かスタートするのも良いですね。
人づきあいに気疲れしてしまう人は、直接会う必要のないインターネット上のコミュニティも良いでしょう。
職場しか居場所がないと、仕事でいやなことがあると、そのことで頭がいっぱいになってしまいますが、仕事以外の居場所を持っておくと、さっと気分を切り替えることができますよ。
新卒で仕事に疲れた時の対処法 ⑤職場を変える
新卒でどうしても疲れてしまい、もう仕事辞めたいと感じるなら、職場を変えることもひとつの方法です。
どんなに自分が努力をしても、どうしても社風が合わない、仕事の内容が自分の資格と合っていないなど、どうしようもない場合があるのも事実です。
入社して1年たたないのに、つらいと感じるほど疲れてしまうなら、何かがあなたに合っていないのは確実でしょう。
将来、希望の仕事ができる可能性があるなら、まだ働き続ける意味はありますが、つらいと感じるまま働いて、心身を壊してしまったら取返しがつきません。
転職するなら、年齢が若いことも大きな利点になりますから、早いうちに転職活動を始めるのもひとつの解決方法と言えるでしょう。
ただ、せっかく就職したばかりなのに、すぐに転職するのは抵抗がある人も多いですよね。
そういう場合、まずは転職サイトなどに登録し、他社の条件を知っておくことも良い方法。
登録して他社の情報を見ておくことで、自分の会社の良い所や良くない所もわかりますし、自分の市場価値も把握することができます。
何より、下調べをしておくことで、「いざとなれば転職できる」という安心感を得ることができますよ。
もし本当に心身を壊してしまったら、そこから転職活動をスタートする気力もなくなってしまいます。
体力気力に余裕のあるうちに、登録だけでもしておくのは良い方法といえるでしょう。
まとめ
新卒でどうしても仕事に疲れたと感じ、仕事辞めたいと思うときの対処法についてまとめていきました。
- 仕事がしんどいと感じたら、まずは少しペースを落とし、心身を休ませること。
- 一人で仕事を抱え込もうとせず、先輩など得意な人にアドバイスを求めること。
- 他人と比べすぎず、自分の仕事に集中すること。
- 家と職場の往復にならないよう、仕事以外の居場所をもっておくこと。
- どうしても今の仕事を続けるのがつらいなら、職場を変えることも考えてみること。
仕事はあなたの時間の大半を占めるもの。仕事がしんどく、疲れてしまうようでは毎日の楽しみが大きく減ってしまいます。
仕事の疲れが軽くなるよう、あなたらしい働き方を見つけましょう!
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