「まだ入社1ヵ月なのに、朝仕事に行きたくない」「休んでしまう位なら辞めたほうがいいのかな」と悩んでいませんか。
入社1ヵ月であれば、基本的には仕事を続けることがおすすめします。
ただし、すでに心身に悪い影響が出ているなら、なるべく早めに辞める、少なくとも休む方が良いです。
なぜ基本的には仕事を続けたほうがいいのか、どうしてもつらいときはどうしたらいいのか、辞めたほうがいいのはどういうときなのか、詳しく見ていきましょう。
目次
入社1ヵ月で朝仕事行きたくない理由と対処法
入社1ヵ月で朝に「仕事行きたくない」「しんどい」と感じる人は本当にたくさんいます。
新卒の人が仕事に行きたくないと感じる理由には次のようなことが挙げられます。
仕事が向いていない
入社して働いてみて「思っていた仕事と違う」「なんだか向いていない気がする」と感じ、仕事を辞めたいと思う人は多いです。
書類で見た仕事内容や想像していた業務と、実際の仕事内容にギャップがあるとがっかりしてしまいますよね。
就職して1ヵ月の場合、仕事がうまく進まない理由の多くは、まだ仕事に慣れていないから。
ミスが多い、なかなか覚えられないといった悩みは、自分のスキルが上がるにつれて解決することがほとんどです。
仕事の内容が自分のイメージと違う場合は、社内に目を向けてみましょう。
先輩や上司で、あなたが憧れる仕事をしている人はいませんか?
社内に希望の仕事があるのなら、部署異動やスキルアップなどで、その立場に近づける努力をすれば良いのです。
まずは、自分の希望する仕事と自分のスキルが釣り合っているか、今の会社にいればいつか希望の仕事に就ける可能性があるのか、検討してみましょう。
それらの条件をクリアしても自分のやりたいことと違うなら、そこから転職を検討しても遅くはありませんよ。
仕事が暇・やることがない
新人の頃は研修や書類作成など社内の仕事がメインとなることが多く、あまり複雑な仕事も少ないので時間が余ってしまうことがあります。
勤務時間が長いのもつらいのですが、時間を持て余すのも身の置き場がないもの。
時間が余る、何をやったらいいのかわからない状態では、「仕事が面白くない」と感じてしまいますよね。
でもこれは、会社に仕事がないわけではなく、先輩や上司が「まだ新人だから」と仕事の量を減らしてくれたり、難易度の低い仕事を回してくれたりしているから。
割り当てられた仕事がすぐに終わってしまい時間が余るようなら、こういう時こそ「何かできることはないですか」と聞きに行きましょう。
ポジティブに仕事をもらう姿勢を示すことで、上司にも喜んでもらえ、もっと先の仕事も教えてもらえますよ。
仕事が雑用ばかりで面白くない
今の仕事が「面白くない」「つまらない」と感じている場合、その延長上で「辞めたい」と思うことが良くあります。
入社1か月目では、仕事が「面白い」「やりがいがある」と思えることは少ないでしょう。
というのも、まだ仕事自体に慣れておらず、目の前の課題をこなすことに手一杯になることが多いから。
ひととおり仕事の内容や作業に慣れるまでは、毎日単調でつまらなく感じるかもしれませんが、どんな仕事でも下積みの時期はあるもの。
作業に慣れたあと、こうしたら効率がいいかなとか、新しいやり方を試してみたいとか、自分なりに考えられるようになってからは、仕事にやりがいを感じれらるようになりますよ。
仕事にミスが多い
一生懸命仕事をしているのに、ミスをしてしまうことで仕事を辞めたいと思ってしまう場合もあります。
特に真面目で勉強熱心な人に多いのですが、ミスをしたことでひどく自分を責めたり、自信をなくしてしまい、仕事を続けるのが怖くなってしまうパターンです。
学校教育ではなるべく失敗をしないように教育されるので、学業で優秀な人にもこの傾向はよく見られます。
しかし、時に上司は少し難易度の高い仕事を新人に任せ、あえて失敗を経験させる場合もあります。
というのも、実は失敗から学べることが多いから。決して、新人を困らせるためではありませんよ。
新人のうちは、規模の小さい仕事を手がけることが多いですよね。ですから、ミスといってもそこまで大きな損害を会社に与えるものではないはず。
まだ影響の少ないうちにミスを経験しておくことで、なぜ失敗したのか、どうすればもっとうまくいくのか、考える能力を身に付けてほしいということなのです。
もちろん、同じミスを何度もするのは良くないですが、新人のうちにミスへの対応力を身に付けておくと、今後もっと大きな仕事を担当するときに活かすことができますよね。
上司としては、逆に少しもミスをせずに中堅社員になってしまうほうがひやひやするものですよ。
人間関係が悪い・上司や先輩と合わない
会社の人間関係を仕事を辞めたい理由に上げる人は本当に多いです。
新人に限らず、多くの人が人間関係に悩んでいるということがよくわかります。
新人のうちは、社内の人間関係もよくわかりませんし、直属の上司や先輩と合うかどうかはとても大切ですよね。
特に、まだ仕事がうまくできない間は、周りからの風当たりが強く感じることも多いでしょう。
風当たりを和らげるには、まず自分の担当の仕事をきちんとこなせるようになることと、同僚には礼儀正しく接することが大切です。
「この人苦手だな」と感じた相手には、つい目線を避けてしまったり、直接話す機会を避けたりしていませんか?
そういう態度を取られたら、相手にとって感じの良いものではないですよね。
少し苦手な人もいるかもしれませんが、同じ職場で働く人に対しては、きちんとあいさつをする、お世話になったらお礼を言うなど、簡単なところから気を付けてみましょう。
少しと取っつきにくい人はどこにでもいるものですが、あなたの態度が変わることで関係が改善することも多いものですよ。
入社1ヵ月でも辞めたほうが良い場合
入社1ヵ月でも辞めたほうが良いのは、すでに心身に悪い影響が出ている場合。
あなたは、次のような症状に当てはまっていないでしょうか。
- 夜よく眠れない
- 食欲がない
- いつもだるい、疲れやすい
- 頭痛、肩こり、腰痛がひどい
- 何をしても楽しくない、やる気が出ない
- いろいろな物事に興味が持てない
- いつも不安、何となく焦る
- 落ち込みやすい
- 集中力・決断力が落ちる
- 自分は役に立っていないと感じる
- 消えてしまいたいと感じる
これらの症状があるなら、心身ともにかなりストレスを受けている状態です。
特に、これらの症状が10~14日以上続いているなら要注意で、ただの疲れとは言えません。
この状態を放っておくと、うつ病を引き起こしてしまう危険性があります。
もしうつ病になってしまったら、本人やご家族がつらいのはもちろん、長期休養が必要となり、経済的にも負担となってしまう場合が多いです。
また、いったん良くなったように見えても体調は不安定な状態が続きますから、再就職の手続き自体がとても苦しいですし、再び働けるまでには長い時間がかかってしまいます。
そうなる前に今の会社を辞める、少なくとも休養することを考えましょう。
長期休暇は難しくても、半日~1日の年休なら取りやすいのではないでしょうか。
もし休んだほうが体調が回復するようなら、仕事で相当ストレスを受けているということ。
カウンセリングや診察も利用しつつ、どうしてもストレスが減らないようなら退職や転職が必要と言えるでしょう。
まとめ
入社1ヵ月で朝仕事行きたくないと感じ、休んでしまう位なら辞めるべきかどうか、詳しく見ていきました。
まず、入社1ヵ月で仕事を辞めたいと思うには、次のような状況が考えられます。
- 仕事が向いていない
- 仕事が暇、やることがない
- 仕事が雑用ばかりで面白くない
- 仕事にミスが多い
- 人間関係が悪い、上司や先輩と合わない
これらの多くは、自分が仕事にまだ慣れていないことによるもの。人間関係については、自分の態度にも問題がないか振り返ることも大切です。
ただし、1ヵ月目の新入社員であっても辞めることを考えるべきなのは、心身に悪い影響が出ている場合。
特に、心身の症状が10~14日以上続いているようなら要注意です。
この状態を放置すると、うつ病など本当に心身のバランスを崩してしまうことがありますので、長期間働けない状態になる前に退職や転職を検討するべきでしょう。
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