逃げるように辞めるのは良くない、会社に迷惑をかけて辞めるなんてダメだ、でも辞めたい・・・!と悩んでいませんか?
一度会社を辞めたいと感じてしまうと、逃げることばかり考えてしまいますよね。
特に、平成時代の終わりごろからは「ブラック企業」の存在が取りざたされていることが多くなり、嫌な環境から逃げることの大切さもよく知られるようになりました。
しかし、辞める時は自分の責任だけはきちんと果たしておくことがおすすめ。というのも、会社に迷惑をかけて辞めてしまうと、のちのち損をするのは自分だからです。
今回は、会社を逃げるように辞めると危険な理由と、会社に迷惑をかけて辞めると自分が損をする理由についてまとめていきます。
目次
会社を逃げるように辞めると危険な理由①同業者からの評判が落ちる
会社を逃げるように辞めると危険な理由のひとつは、周囲からの評判が落ちること。
周囲とは友人や知人も当てはまりますが、中でも影響が大きいのが同業者からの評判が落ちてしまうことです。
どんな会社も、同業他社に勝たないと生き残れませんから、常に同業他社を気にしてリサーチしていますよね。
同業他社にどんな人材がいて、どんな施策を打っているかという情報は市場にしっかりと出ているでしょう。
つまり、あなたが「会社から逃げるように辞めていった」場合、その事実も筒抜けになっている可能性が大きいということ。
あなたは悪くなかったとしても、「責任感がない人なのではないか」とうわさが立つ危険性があるのです。
ブラック企業相手に仕方なく早く辞めたというのであれば、事情を知る人なら同情してくれるでしょうが、他社から見るとそこまで細かい事情はわからないもの。
あなたに非がないのに、知らないところで評価を下げられたのではたまりませんよね。
辞めるときは円満退職しないと今後の仕事にも影響します。
会社を逃げるように辞めてしまったら、今後同じ業界で働くことに支障が出ると覚えておく必要があると言えるでしょう。
会社を逃げるように辞めると危険な理由②元同僚に会った時気まずい
会社に迷惑をかけて辞めると、元同僚に会った時に気まずくなるのも良くない点のひとつです。
会社を辞める理由の上位に人間関係が挙げられることは多いですが、辞めた後もその人間関係に苦しむことになってしまいます。
学生時代、部活動やアルバイトを途中で辞めたことのある人なら、元メンバーに出会った時に気まずくて消耗したり、バイト先を避けてしまう気持ちがわかるのではないでしょうか。
こういうことが、会社でも起こってしまうのです。
特に、転職先が同業他社だったら、あなたが出世した時に競合相手になるのは元同僚です。
または元同僚も転職していて別の会社で再会したり、元同僚が顧客先にいる場合もあります。意外と世間は狭いものです。
せっかく再会しても、前の会社の退職時に悪いイメージを持たれたままだと、協力し合うことが難しくなりますよね。
元同僚はお互いを良く知っているだけに、のちに強力なパートナーになってくれることも多いもの。出会った瞬間にお互いの心象が悪いことは、大きな機会損失と言えます。
結局は、ビジネスも人と人とのつながり合いです。会社で出会ったすべての人はどこかでつながり合っています。
そのつながりを自ら断ち切らないためにも、会社に迷惑をかけるような辞め方は避けましょう。
会社を逃げるように辞めると危険な理由③再就職に悪影響がある
たとえ一度は会社を逃げるように辞めることに成功したとしても、その事実はあなたにずっとついてくるもの。
ちょっと考えてみてほしいのですが、もし会社を逃げるように辞めたとして、次の転職活動でその退職理由や経緯はどう説明するのでしょうか。
履歴書には必ず会社名や在職期間を書きますし、退職理由は必ず面接で質問されますよね。採用側も「なぜウチを志望するのか」「前職では何をしていたのか」が大切だからです。
面接で聞かれれば答えないわけにはいきませんし、あいまいな言葉遣いでその場をごまかそうとしても、面接官にはすべて見破られてしまいます。
退職の経緯が納得できるものでない場合、面接官からは「プロフェッショナルとして仕事を任せられない」と判断されてしまいます。
少し厳しい言い方になりますが、会社に迷惑をかける辞め方をしてしまうようでは「アマチュア」「責任感がない」と評価されてしまっても文句は言えません。
会社を辞めること自体は悪くありませんが、きちんと自分の責任を果たしてから辞めることだけは心がけましょう。
前の職場で責任を果たすことは、次の自分の転職活動にも有利になるのです。
まとめ
今回は、会社を逃げるように辞める、または会社に迷惑をかけて辞めると自分が損をする理由についてまとめていきました。
辞めるときに会社に迷惑をかけると自分が損をする理由は、以下のとおり。
- 同業者からの評判が落ちる
- 元同僚に合った時に気まずい
- 再就職に悪影響がある
会社を逃げるように辞めてしまってはいけません。
ひとつひとつの仕事と同じように、会社を辞める時もしっかりとやり遂げて辞めるようにしましょう。
いい辞め方ができれば、転職後に元同僚とビジネスパートナーとしてまた再会することもあります。
よほどのブラック企業でない限り、転職後も元職場ともうまく付き合っておくと、自分の人脈を増やすことにつながりますよね。
会社に迷惑をかける辞め方は、結局自分に返ってきます。そういった辞め方をしてしまうと、辞め癖がついてしまいどこにいってもすぐへ理屈ばかりを言う人になるでしょう。
仕事は、プロフェッショナルがやることです。プロフェッショナルとしてふさわしい行動を取っていきましょう!
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