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逃げの転職を成功させるポイントとは?甘えによる転職は後悔のもと!

たとえ「逃げ」が目的でも、せっかく転職するなら後悔のないようにしたいですよね。

また、転職して後悔した話も多いですが、後悔しない転職の目安って何なのでしょうか?

 

そもそも「逃げの転職」と言うとネガティブなイメージがありますが、職場環境によっては今すぐ逃げるべき時もあるのが事実。

もともとの勤務条件が悪い場合、転職によって職場環境が改善し成功することが多いです。

 

一方、職場環境がそこまで厳しくないのに安易に辞めてしまうと、「逃げた」「責任感がない」などの悪評が立つ上、転職先のほうが勤務条件が悪いなど後悔するケースが多いのです。

では、逃げの転職で成功するポイントとはどんなものなのでしょうか?今回は、逃げの転職で後悔しないためのポイントをまとめていきます。

目次

逃げの転職で成功する目安①明らかにブラック企業

逃げの転職で後悔しないポイントのひとつめは、企業側に明らかに問題があること。

あなたが務めている会社が明らかにブラック企業ならすぐに転職すべきですし、それは「逃げ」というよりはむしろ「避難」と言えるでしょう。

 

ブラック企業の特徴は、残業が異常に多い、残業代が支払われない、上司が高圧的など、ネットやSNSでよく話題になっていますよね。

このような特徴があなたの勤めている会社に当てはまるなら、そこから「勇気ある撤退」として逃げるべきです。

 

そういう会社に限って辞表を突きつければ、強い言葉で「他に行ったって通用しない」などと罵倒されることもありますが、それに屈してはいけません。

というのも、ブラック企業で勤めあげても成長できない上に、身体を壊してしまうのがオチだから。

 

自分の成長のため、そして自衛のためにも転職することがおすすめです。

逃げの転職で成功する目安②自分の仕事はきちんとやり遂げる

逃げの転職で後悔しないポイントのふたつめは、自分の仕事をきちんとやり遂げていること。

これは、転職活動で主張しやすい実績を作る必要があるためと、元職場に残る人に迷惑をかけないため。

 

ひとつのプロジェクトをやり遂げたこと、業務のために習得した資格やスキルがあること、これらはすべて転職活動のプラス材料となりますよね。

そして、このようなアピールポイントのある人ほど好条件で転職することができるのはご存知のとおりです。

 

ですから、たとえ今の職場に不満があったとしても、自分を高く売り込むための作戦と思って仕事には手を抜かないことをおすすめします。

また、自分の仕事をきちんとやり遂げておくことで、退職時にトラブルになることも少ないですし、元同僚との仲もこじらせずにすみます。

 

たとえ転職したとしても、業種が近いほど元同僚と再会することはよくあります。

そのときに関係性が良くないと、転職先での仕事がうまくいかなくなりますし、何より気まずいですよね。

 

自分の責任はきちんと果たしておくことは、ゆくゆく自分が苦労をしないコツでもありますよ。

逃げの転職で成功する目安③退職後にやりたいことがはっきりしている

逃げの転職で成功するポイントの三つめは、今自分にやりたいことがあり、それが現在の職場では実現不可能であること。

例えば、今の職場では手持ちの資格が生かせない、今とは違うポジションで仕事をしてみたいと考える場合です。

 

「今は社内の事務作業をしているけれど、コミュニケーション能力に自信があり外回りの営業をしてみたい」などがあてはまります。

もちろん、「今は営業だけど社内で落ち着いて働きたい」という逆のパターンでも良いでしょう。

 

やりたいことがあるからという理由で転職することは逃げではありません。

せっかくやりたいことがあるのに、フタをしてしまうのはもったいないですよね。

 

やりたいことをやるための人生であり、そのために仕事があります。

仕事を通じて少しでもやりたいことやなりたい自分に近づき、後悔のない人生にしましょう。

甘えから転職すると後悔する

逃げの転職は、ポイントを押さえておけば成功できますが、後悔する転職も存在します。

例えば、次のような場合です。

  • 現状、特に厳しい職場環境ではない
  • 自分の仕事に手を抜いている
  • 退職後にやることが特に決まっていない
  • 人間関係で相手が変わることを期待している
  • 自分の考え方を変えようとしない

 

例えば、人間関係が理由で転職を考える場合、次の職場にいっても同じ理由でまた転職を考えることになるでしょう。

社会人ともなれば、他人の考え方を変えることはできません。変えるなら、自分の考え方を変えるほうが早いし効果的。

 

もし自分が変わらないままなら、何度転職しても人間関係に悩み、せっかく転職したのに環境が変わらないと悩むことになるでしょう。

自分の本来求めていることを明確にせず、人間関係が嫌だなどと言ってもうまくはいきません。文字通り、「逃げの転職」になってしまいます。

 

他人は変えられない分、自分と常に向き合い続けることで、後悔のない転職ができるようになりますよ。

まとめ

「逃げの転職」と言われても、せっかく転職するなら後悔のないようにしたいもの。

転職が成功するためのポイントは次のようにまとめました。

  • 明らかにブラック企業
  • 自分の仕事はきちんとやり遂げている
  • 退職後にやりたいことがはっきりしている

 

これらの条件に当てはまるなら、転職で今よりも条件の良い職場に移れる可能性が大きいです。

 

一方、後悔しやすい転職には次のような場合があります。

  • 現状、特に厳しい職場環境ではない
  • 自分の仕事に手を抜いている
  • 退職後にやることが特に決まっていない
  • 人間関係で相手が変わることを期待している
  • 自分の考え方を変えようとしない

 

今の職場に不満があることは、転職の目安になりますが、自分の内面にある問題を無視して環境だけを変えても残るのは後悔です。

 

日本最大級の転職サイト、エン・ジャパンの調査によると、転職した人の8割以上が「転職理由によって転職後の満足度に差が出る」と答えています。

また、「専門性やスキルを発揮したい」と考え転職した人はうまくいきますが、「上司と合わない」「職場の人間関係が合わない」と考えて転職した人はうまくいかない結果となっています。

 

調査からもわかるように、周囲に環境づくりを依存する考え方は、後悔する転職になるということがわかりますね。

転職を考えるのであれば、まず自分に徹底的に向き合い、なぜ辞めたいと思うのかはっきりさせておきましょう。

 

そして、自分の考えをしっかりと言語化したうえで転職活動に入りましょう。転職が逃げになるかどうかは、自分をよく知っているかどうかが大きなポイントですよ。

 

 

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