一般的には、転職をすると年収が下がると言われています。
ただ、転職をすることで年収が上がる場合もありますし、年収が下がっても転職したい場合もありますよね。
要は、後悔しない転職をすることが大事です。
目次
転職したら年収が下がる?
転職は、年収が下がるという傾向があるようですが一概には言えません。
というのは、転職と言っても同業他社への転職と異業種への転職では、違うからです。
同業他社への転職の場合には年収が上がる場合もあります。
単純な話、儲かっていない会社から儲かっている会社に転職すれば、経験を買われて年収がアップする場合もあります。
異業種への転職は、年収が下がる傾向があります。
未経験の仕事への転職は、極端な話、新卒社員と同じ扱いになるので初任給は少な目に設定するのが一般的です。
では、他の仕事をしてみたいから転職をしたい人は年収ダウンを覚悟して転職をしなければならないのでしょうか?
これに対しては、ある程度年収が下がることは覚悟しておいた方がいいですね。
未経験だと、最初のうちは仕事を教えてもらうことから始まるのである程度、年収が下がるのは仕方がないかと思います。
年収がダウンするから、転職できないという人は、生涯年収で考えると転職しやすくなるのではないでしょうか。
例えば、今年収500万円貰っていても会社の業績が悪く、毎年昇給もない状態で働いているとします。
会社の業績が上がらなければ5年後も年収500万円です。
転職先の年収が400万円だとしても、毎年、20万円の昇給があれば5年後には、年収が追いつき、そこから先は、転職先の会社の方が、年収が良い状態になるのです。
となると、生涯年収は転職先の方が良くなりますよね。
会社の将来性を予測することは難しいですが、転職では今の会社の将来性と転職先の会社の将来性を比較した、生涯年収を予測することが大事です。
年収が下がっても転職した方がいい?許容範囲は?
年収が下がることは、生活に影響を及ぼすので転職をする大きなデメリットです。
ただ、年収が下がる転職は、デメリットだけではありません。
年収が下がっても転職するメリットとしては、以下のようなものがあります。
キャリアアップ、スキルアップができる
当たり前ですが、仕事には、いろいろな種類があります。
中には、単純な作業でスキルアップが望めないような仕事もありますよね。
年収が良くても、仕事によるスキルアップが望めないとその仕事しかできない人になってしまう恐れがあります。
そうなると、その会社の業績が悪化して、転職を余儀なくしなければならなくなった時につぶしがききません。
これは、人によって考え方が違いますが、仕事はお金だけではないです。
スキルアップすることで自分に自信をつけたいけど、今の会社ではそれが望めないという人は、多少年収が下がってもスキルアップやキャリアアップが望める会社に転職するという選択もその人にとってはメリットになります。
自分の時間が増える
仕事は、お金だけではありません。
そして、仕事だけが人生ではありません。健康、趣味、自由な時間、家族…
人生において自分が何を大事にしたいのかを考えて優先順位をつけることが大事ですね。
例えば、家族を大事にしている人なら、年収が高くても忙しくて休みがとれない会社より年収がダウンしても、休みが多い会社の方がいい場合もあります。
自分の趣味がある人も同じですね。
このように、人それぞれ大事なものが違うので、人によっては年収がダウンしても転職をした方が、メリットが大きい場合もあるということです。
年収を下げる許容範囲
スキルアップや自由な時間のために転職することは悪いことではありませんが、仕事は生活をするための手段であるという側面もあります。
「家族と一緒に過ごす時間が欲しい」という理由で転職しても、大前提として生活があります。
生活のレベルを落とせば、大切にしている家族を幸せにできなくなるかもしれません。
要は、バランスが大事であるということですね。
年収を下げる許容範囲は、人によって違いますが、一般的には10%程度が限度であると言われています。
ワークライフバランスをとるための1つの基準として、年収を10%以上ダウンさせないという点を考慮しましょう。
後悔しない転職をするためには
後悔しない転職をするためには、自分が何を大切にしているかを考えることが大切です。
年収が大事なら、会社の将来性を考え、生涯年収が多くなるような転職をすることが大事ですし、ワークライフバランスを大事にしたいなら多少年収が下がっても休みが多い会社を選ぶことが大事ですね。
「自分にとって大事なことが実現できる会社」に転職するなら、後悔することはないでしょう。
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