「仕事が辛いけど辞めたくない」「辞めると仕事から逃げるみたいで嫌」と悩んだことはありませんか?
仕事をしていると、すべてが順風満帆というわけにはいきません。時には辛いことが連続し、逃げ出したくなることもありますよね。
それでも、簡単に仕事を辞めてはいけないという葛藤や、再び就職活動をする不安から、「辛いけど耐える」という選択をしている人も多いもの。
「今の職場を辞めるようではどこにいっても通用しない」「仕事が辛いと思うのは自分のメンタルが弱いからだ」と自分を責めてしまう人も多いことでしょう。
しかし、今後ずっと、耐えて働く人生でいいのでしょうか。生涯雇用の働き方は、本当に正しい働き方なのでしょうか。
今回は「仕事が辛い、でも辞めたくない」という考えに陥ってしまった時の対処法をお伝えします。
目次
仕事が辛いけど辞めたくない理由①次の仕事が見つかるか不安
仕事が辛いのに辞める決断を鈍らせてしまう原因として、多くの人が挙げるのが「次の仕事が見つかるかという不安」ということ。
就職活動の労力は、会社で働くあなたなら経験していますよね。またあんな大変な思いをするのかと思うと、気が重くなってしまうのも無理はありません。
かといって、このまま辛い仕事を続けることもまたリスクがあります。
無理に困難と闘ってもストレスが爆発し、いずれ身体を壊す危険性があるのです。いったん身体を壊してしまうと、長期間働くことができなくなるのは言うまでもありません。
「仕事が辛い、でも辞めたくない」と考えるのであれば、仕事を続けることと辞めて就職活動をすること、どちらが精神的な負担が大きいのかじっくり比較してみましょう。
仕事が辛いけど辞めたくない理由②自分が我慢すれば辞めずにすむ
仕事が辛くても辞めたくないと考えてしまう理由は、「逃げることは悪」という風潮に影響されていることも影響しています。
学生時代から、部活動など「一度始めたことは最後までやり抜くことが当たり前」という環境で育ってきた人は少なくないでしょう。
そして、最後まで続けることで周りから認めてもらい、それが喜びの原体験となっている人がほとんどではないでしょうか。
スポーツの世界でも長く現役を続けることで「功労者」として扱われ、盛大に引退セレモニーを行うことで選手のキャリアに敬意を表すことがありますよね。
一方、途中であきらめたり、所属する場所を変えることは「逃げ」とみなされ、あまり称賛されないイメージが強いもの。
特に日本では、我慢してでも継続することが美徳とされる雰囲気が強いですよね。
子供の頃からこの雰囲気に慣れているので、社会人になり仕事が少々辛くても「自分さえ我慢すれば仕事を辞めずにすむ」と我慢してしまうことが多いのです。
でも、仕事を辞めず、ひとつの会社に勤め続けることが本当に良い成績につながるのでしょうか?
例えば野球では、2019年にイチロー選手(マリナーズ)が45歳で引退し、日米で盛大にセレモニーが行われ、そのキャリアに称賛が送られました。
イチロー選手の輝かしいキャリアは、野球に詳しくない人にもよく知られていますよね。
しかし、そんなスーパースターのイチロー選手でも、日米で合計4度の移籍を経験しているのです。
もちろんイチロー選手は素晴らしい選手ですが、もし日本のひとつの球団だけでプレーし続けていたら、ここまで国際的なスーパースターになっていたでしょうか。
このことからも、キャリアアップの面から見ても、ひとつの会社にこだわる必要はないと言えるでしょう。
仕事が辛いなら逃げるのはアリ!転職を検討しよう
もし仕事が辛いと感じるのであれば、辞めたくないと思いながら日々を過ごすより、転職を検討してみるのも良い方法と言えます。
実際に転職活動しなくても、自分ができそうな仕事を検索してみるだけでも効果アリ。
というのも、今の職場以外に自分にはどんな可能性があるのか、知ることができるから。
ひとつの職場が長くなってくると、ほかの可能性が見えなくなり、「辛い仕事を続けるしかない」と思い込んでしまいがち。
他の職場状況を知ることで、自分にもっと合った環境があるのではないかと、希望が出てくることはよくあります。
特に、なかなか自分の思い通り挑戦できなくて仕事が辛くなっているのであれば、業界や職場を変えてチャレンジすることは良い方法と言えるでしょう。
仕事が辛いという理由で転職することは、悪いことではありませんし、決して逃げることでもありません。
むしろ、停滞しかけている自分の人生を前進させるチャンスととらえ、視野を広げてみましょう。
まとめ
仕事が辛いと感じることは悪いことではありません。そして、辞めたくないと考えることも悪いことではありませんし、転職を選ぶことも逃げることではありません。
次の仕事が見つかるか不安なときは、今のまま辛い仕事をずっと続けることと、就活をもう一度がんばること、どちらが自分にとって大切なのかじっくり考えてみましょう。
自分が我慢すれば仕事を辞めずに済むと考えているなら、自分のキャリアアップのためにも、ひとつの会社にこだわる必要はないことを考えてみましょう。
また、どちらの場合でも、転職を視野に入れて行動することで解決する可能性があります。
というのも、実際に転職するのはハードルが高くても、転職情報を検索してみるだけでも、今の自分の可能性がわかり視野が広がるから。
ひとつの会社にこだわり我慢するしかないと思い込むより、少しでも多く情報収集をし、自分の可能性を広げてみましょう。
また、転職エージェントを利用すると、面接調整や書類作成を代行してもらうこともできますから、新卒時の就活ほどエネルギーを使わずにすみますよ。
大切なのは、自分の感情に素直になり、信念を持って行動をすること。
自分の生き生きとした姿を引き出すためにも、もっと自分に合った職場を見つけていきましょう!
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