職場の人間関係の中で孤立してつらいという相談はよくありますが、中には「職場では孤立したい」という意見を持つ人もいます。
多くの人は孤立を感じると、周りの人とうまくコミュニケーションを取ろうと焦ったり、あれこれ気を遣ってストレスを感じてしまうもの。
しかし、「孤立したい」と考えている人は、周りの評判など気にせず、平然としているように見えます。
職場での孤立は良くないことのように思えますが、なぜ平然としていられるのでしょうか?
今回は、職場で孤立しても平気な理由について見ていきましょう。
目次
職場で孤立しても平気な理由 ①仕事に集中できる
職場で「孤立したい」という意見の人に多いのが、自分の仕事に集中できるということ。
職場での人間関係を気にして、報告ひとつでもタイミングに気をつかったり、相手の手が空くのを待って時間をつぶしたり、雑談に付き合って時間を使ってしまうことはないでしょうか。
もし職場で孤立しているなら、このような悩み事はなくなります。
周りの人の状況を気にせず、自分の勤務時間は、自分の仕事を完了させることに集中すればよいからです。
その結果、周りから「付き合いが悪い」「感じが悪い」と言われることもあるでしょう。
そのかわり、今まで仕事以外のことにずいぶん時間を使っていたことに気付くとともに、仕事の効率が上がることも良くありますよ。
職場で孤立しても平気な理由 ②人間関係のわずらわしさから解放される
多くの人は、職場の人間関係に多くの労力を費やしています。
その主な原因は、同じ職場なのだから、気の合わない人ともなんとかうまくやろう、と考えるから。
その結果、次のような状況になってしまったことはないでしょうか。
- 社内の派閥争いに巻き込まれる
- 仕事終わりに気の進まない飲み会に参加するはめになる
- うわさ話や愚痴に付き合わされる
- 昼休みに誰と食事に行くか気を遣う
このようなことが続けば、業務には関係のないことに時間を使ってしまうだけでなく、気力も消耗してしまいますよね。
社内の人間関係は良好なほうが居心地は良いですが、最低限のコミュニケーションが取れていれば、業務を進める上ではほぼ影響がないもの。
あなたの業務効率や日々の気力に支障が出るくらいなら、いっそ孤立したほうが気楽だと言えるでしょう。
職場で孤立しても平気な理由 ③人とのつながりは社外で持つ
職場で孤立してしまうと、人間関係から切り離されて孤独になってしまうのでは、と心配することもあるでしょう。
確かに、日々孤独を感じるようでは心身ともに健全ではいられませんよね。
そのようなときは、職場以外に自分の居場所をもつことが大切です。
というのも、家と職場の往復では、どうしても世界がせまくなってしまうから。
今まで社内の人間関係にかけていた時間を使えば、居場所をもうひとつ作るのは無理ではありません。
例えば、気の合う友人と食事に行っても良いですし、趣味やスキルアップのための勉強会に参加するのも良いですね。
直接人と会って話すのが疲れてしまうなら、オンライン上のコミュニティでも良いでしょう。
職場の外に目を向けてみることで視野が広がりますし、自分の好きな分野で人と交流することができます。
そうすれば、職場の人間関係にこだわることも、孤独を感じることもなくなりますよ。
職場で孤立しても平気な理由 ④一人の時間を充実させる
職場の人間関係から孤立した場合、仕事以外の時間の使い方を、すべて自分で決定することができます。
職場で効率よく仕事を終わらせたあと、今までならミーティングや人付き合いに使っていた時間を、自分のために使えるのです。
早めに帰宅してゆっくり過ごし、明日への英気を養うのも良いですし、好きなことを極める時間にあてても良いですね。
さらに、ステップアップのための勉強にあてると、あなたのレベルアップにもつながります。
実は、良いアイデアはリラックスしている時に最も出やすいと言われています。
他の人が付き合いに時間を使っている間、あなたはリラックスやスキルアップに時間を使うのです。
自分の時間の使い方を自分で決め、自分の目標を達成することで、より充実した時間を過ごせるでしょう。
まとめ
職場の人間関係で孤立しても平気な理由についてまとめていきました。
職場で孤立を感じたときは、次のようなメリットが手に入ると考えると、不安も和らぐのではないでしょうか。
- 仕事に集中できる
- 人間関係のわずらわしさから解放される
- 人とのつながりは社外で持つ
- 一人の時間を充実させることができる
「孤立したい」というと、あまりにも愛想がないように聞こえてしまいますが、実際は利点も多いもの。
もちろん、孤立と言っても、あいさつやお礼など最低限の礼儀を守ることは必要です。「適度な距離を保つ」と言い換えても良いでしょう。
職場の人とのコミュニケ―ションを一切断つのはおすすめしませんが、自分の効率を上げ、ペースを守るには、集団から少し距離を置く方法もありますよ。
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