新卒で働き始めたら体を壊してしまった、もう体が持たないから退職したい、と悩む方は少なくありません。
せっかく就職できて仕事もここまでがんばってきたのに、と残念な気持ちもわかりますが、体を壊すいうことは相当無理をしているということ。
あなたの健康は何より大切ですから、まずは健康を取り戻すため、仕事を離れることを考えてみるのも必要です。
とはいえ、就職したばかりなのに退職理由はどうしたらいいんだろう、仕事を辞めたら収入がなくなってしまうのに無事に再就職できるんだろうか、と不安になりますよね。
今回は、体を壊してもう退職したいとき、退職理由や再就職をどうすればよいかまとめていきます。
目次
新卒で体を壊して退職したい①退職したほうが良い場合
体が持たないといっても、新卒で辞めることに抵抗がある方も多いでしょう。
先輩や上司からも、1年で辞めるなんて甘い、仕事は3年くらい続けないと、などと言われるかもしれません。
しかし、会社はあなたの健康を保障してはくれません。もし本当に心身を壊してしまったら、不利益を受けてしまうのは100%あなた。
そうならないように、自分の基準をしっかりさせておきましょう。
例えば、次のような兆候があれば、心身がだいぶダメージを受けています。休職や退職も含め、できるだけ早く休養が必要な状態です。
- 夜よく眠れない
- 食欲がない
- 何をしても楽しくない、無気力
- 出勤時、頭痛、腹痛、めまいなど体調不良になる
- 急に悲しくなる、涙が出る
- 自分は役にたっていないと感じる
また、職場の状況もチェックしてみましょう。
次のような職場環境だと、自分の努力だけでは環境を改善することはなかなか難しいです。
- 長時間労働(残業、休日出勤など)が当たり前になっている
- パワハラ、セクハラなどのハラスメントがある
- ノルマがきつい
きつい状況であっても、納期の直前だけ残業が多い、ハラスメントをする人がそろそろ退職するなど、一時的ならまだ耐えれられます。
しかし、そのような見込みが一切ない場合、自分が動いた方が問題解決の近道と言えるでしょう。
新卒で体を壊して退職したい②退職理由
体を壊して退職する場合、退職理由は病名や体調不良で申し出るのが良いでしょう。
ただし、いきなり退職届だけを提出するのはトラブルのもと。スムーズに退職するために、次のことに注意してください。
- 事前に体調不良であることを伝えておく
- 診断書を準備する
- 申し訳ないというニュアンスを伝える
- 1~3か月前を目安に早めに申告する
職場の人には、最近体調がすぐれないことを伝えておいたほうが、退職を受け入れてもらいやすいです。
特にぱっと見てわかる症状ではない場合、体調不良は自分で申告しないと気付いてもらいにくいもの。
本当につらいときは我慢せずに、自分の状態を周りに伝えておくと良いでしょう。
診断書は、会社によっては必要でないこともありますが、受診時にもらっておくと、本当に病気なのか疑われたり無理に引き止められることがなくなり、話しがスムーズに進みやすいです。
また、退職する時に「こんなに業務がきついせいで体を壊してしまった」などと文句を言うのは絶対にやめたほうがいいです。
上司の心証を害して話がこじれたり、業種が同じ場合、再就職にも悪い影響を与える危険性があります。
それよりも、「お役に立ちたかったのですが、力不足で申し訳ありません」「たくさん教えていただいたのに、それを生かせずくやしいです」など、申し訳ない気持ちを伝えたほうが、良い結果につながりやすいですよ。
退職届を提出するタイミングも、早めが良いでしょう。
法律では退職届は2週間前までに提出、となっていますが、多くの会社では就業規則で1~3か月前となっていることが多いです。
急に退職すると会社に混乱が生じてしまいますから、余裕を持って届を提出するほうがスムーズに退職できるでしょう。
新卒で体を壊して退職したい③再就職
体を壊して退職したとき、次に心配なのがきちんと再就職できるのか、ということ。
体調不良での退職は仕方のないことですが、担当者によっては、「新卒」「体調不良での退職」ということで、「仕事が続かない人なのではないか」と思われることもあります。
体調がしっかり回復したら、不利にならないよう次のポイントに気を付けて、再就職に臨みましょう。
- 体調不良+体調不良になった理由を伝える
- もう体調に問題はなく、十分働けることをアピールする
- 対応はハキハキすることを心がける
まず、体調不良については、原因を交えて伝えると担当者にも状況が伝わりやすいです。
例えば、「繁忙期と部署異動が重なり、業務が急に増えて体調を壊してしまった」「システムトラブルで予定外の残業が発生してしまい、体を壊してしまった」という感じです。
また、もう体調は十分回復していて、しっかり働けることを伝えると良いです。診断書がある場合は、医師にコメントをもらっておくとさらに伝わりやすいですよ。
元気さをわかってもらうため、ハキハキした対応だとなお良いですね。
面接時に小さな声でぼそぼそ話してしまうと、「まだ本調子じゃないのかな」と思われやすいので、姿勢や話し方にも注意を払うと良いでしょう。
まとめ
新卒でもう体が持たない、体を壊して退職したいとき、退職理由や再就職をどうすればよいかまとめていきました。
退職理由としては、次のポイントがありました。
- 事前に体調不良であることを伝えておく
- 診断書を準備する
- 力不足で申し訳ない、というニュアンスを伝える
- 1~3か月前を目安に早めに申告する
また、再就職のためには、以下に注意すると効果的です。
- 体調不良+体調不良になった理由を伝える
- もう体調に問題はなく、十分働けることをアピールする
- 対応はハキハキすることを心がける
仕事が合わなかったり、忙しすぎたりすると、体調を壊してしまうこともあります。
新卒で退職なんて気が引ける、と思うかもしれませんが、大切なのは、あなたが健康であること。
きちんとした理由があれば、退職や再就職もそんなにトラブルになることはありませんよ。
あなたの状態を見極めて、あなたに合った働き方を探していきましょう!
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