あなたは有給が取れないと困った経験はありませんか?
有給はすべての労働者に与えられる権利ですが、必ずしも消化されている訳ではありませんよね。
例えば、こんなことに困っていないでしょうか。
- 仕事が忙しくて休む余裕がない
- 周りの雰囲気を気にして有給取得に踏み切れない
- 有給を申請しても上司に突っぱねられる
今回は、有給取れない会社を辞めるべき理由、有給休暇を与えない会社で我慢してはいけない理由についてまとめていきます。
目次
有給を取れない会社を辞めるべき理由①有給を取るのが気まずい雰囲気
有給が取れない理由の1つとして、有給を取ると会社の雰囲気が気まずくなることが挙げられます。
これまで、日本人は寝る間も惜しんで仕事に従事することを美徳としてきました。
そうした考えが会社の中で当たり前になってしまっていると、有給の申請がしにくくなりますよね。
実際、エクスペディア・ジャパンが2018年12月に発表した調査によると、日本の有給取得率は50%で、世界主要19か国の中で3年連続「最下位」。
このことからも、日本全体が「有給を取りにくい」「休みにくい」雰囲気であることがわかります。
しかし人間の身体には限界があります。水分や食事を取らなければいつか死んでしまうように、休みも適宜取らないと倒れてしまいます。
あなたも、週に5日間・40時間以上の労働に対して2日間の休みでは足りないと感じたことはないでしょうか。
また、休みが2日間だけだと、長期間の旅行などの計画は立てにくいですよね。
有給を取るのが気まずい雰囲気のある会社では、他の社員も充分な休みが取れておらず仕事が機械的になりがち。
多くの社員が仕事のやりがいを感じられないままに会社の歯車として働いていて、殺伐とした中でやり過ごしていることでしょう。
そのような状況では社員の自己肯定感が育たず、心にゆとりのない人がほとんどになります。
そうした会社にいてもやりがいや成長は得られないため、転職などで環境を変えることを検討してみても良いでしょう。
有給を取れない会社を辞めるべき理由②人手が足りなくて仕事が忙しい
人手が足りないことが原因で有給休暇を与えない会社も、辞めることを検討する必要があります。
このケースでは会社が有給を与えないこともありますが、まずあなた自身も有給を取ろうと考えないでしょう。
なぜなら、あなたが休んでしまったら仕事が回らなくなるから。
しかし、人手不足の原因はあなたにはありません。
会社が適切な人材の補充を行っていない、社員の能力の割に合わない事業を打ち出している、そもそも退職者が多いなど、すべては会社に原因があります。
会社は新しい人材の確保もしなければいけませんし、今いる社員にあなたの仕事をカバーできるように教育もしなければなりません。
しかし実状は会社があなたに依存しているため、あなたは仕事を休みたいのに有給が取れなくなっているのでしょう。
ただ、あなたが会社に依存させるほどの能力の持ち主であれば、他の会社に行っても通用します。
したがってこのケースでも、有給が取れなくてあなたを困窮させることがあれば辞めてしまっていいでしょう。
有給を取れない会社を辞めるべき理由③上司の圧力がある
有給を申請しても上司から圧力をかけられる場合は、直ちに辞めるための行動を起こしましょう。
法律的な話の前に、有給の申請を却下することはパワハラです。
特に上司との年齢差があると、世代による価値観の相違は出てきますが、それはあくまで上司の考え方に過ぎません。
有給は法律で守られているものであり、法律より上司が優先されることも有り得ません。
会社には時季変更権といって、有給を取る人が重なった時や繫忙期などは別の時期にずらす権利があります。
しかし有給の申請を棄却する権利はなく、有給は取るのが当たり前のこと。当たり前のことが成されない会社は、辞めることが”当たり前”になるでしょう。
ただし退職時の有給申請には注意が必要です。仕事の引き継ぎはきっちりと行わないと会社に損害を与えてしまうため、有給申請が通らない場合があります。
そのため退職時の有給消化は、残りの日数を計算して引き継ぎを終わらせた状態で使いましょう。
もっとも、「新しい人が決まるまで残ってほしい」という要望には応える必要はありません。
そうやって退職時期をずらしていくのは会社の王道手段です。
最低限のモラルはわきまえつつも、上司の圧力により有給が取れない会社は早急に辞めてしまいましょう。
まとめ
有給取れない会社を辞めるべき理由、有給休暇を与えない会社で我慢してはいけない理由についてまとめていきました。
有給休暇を与えない会社は、モラルが逸脱しており労働者の目線で経営ができない会社です。
このような会社で我慢して働いても、得られるものはありません。辞めるのが吉です。
仕事のやりがいは、休日の過ごし方に表れることがあります。
休日の満足度が、仕事への意欲を高めてくれることは間違いなくあるでしょう。
したがって、いい仕事をするためにも休みをしっかりと確保することが必要なのです。
有給の取れない会社に居続けることの方が、自分の人生においては妥協になります。
現状に甘んじてしまうのではなく、自分の理想に正直に生きましょう。
有給が取れない会社は辞めて、より良い環境でまだ見ぬより良い人生を作っていきましょう。
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