学生のいじめが社会問題となっていますが、職場にもいじめがあります。
職場でいじめられている場合には、思い切って仕事を辞めてしまった方がいいですね。
職場環境を変えるのは、難しいからです。
転職して、職場環境を変えることが職場のいじめから解放される最も簡単な手段です。
仕事を辞める決心をすれば、あとは退職届けをさっさと会社に提出して転職先を見つけるだけです。
気になるのは、「いじめられて仕事を辞めるときに、退職理由をどうするか」
という点です。
目次
大事なことは、「仕事を辞めること」退職理由は必要ない
いじめられて仕事を辞める決意をし、退職届を出す時に、
「何故、辞めるのか」
と退職理由を聞かれた時に、どのように答えるか?
という問題があります。
正直に職場でいじめられていると答えるのか、建前で答えるかという選択ですね。
これは、状況によって違いますが、基本的には「一身上の都合」など建前で答えるのが、社会人としてのマナーであると言われています。
何故なら、もう辞める会社にいじめられていたことを告白して職場環境の改善を求めてもあまり意味がないですからね。
会社側も、いじめの事実は認めたくないでしょうから、辞める前にいじめがあったかどうかで会社と揉めても損をするだけです。
大切なことは、「仕事を辞めること」です。
会社の上層部にいじめられていた事実を告白して、自分をいじめていた人に復讐したいという気持ちもわからなくはありませんが、自分の損得を考えると、円満退社した方が無難です。
いじめられて会社を辞める場合は、会社都合にできる?
退職理由が、自己都合か会社都合かという点は、大事ですね。
退職理由が自己都合である場合と会社都合である場合とでは、失業保険の受給に関して大きな影響があるからです。
もちろん、会社都合の方が、受給が優遇されます。
例えばですが、自己都合の場合は、3か月の給付制限がありますが、会社都合の退職にはこのような制限がありません。
いじめられて退職した人の退職理由は、本来なら会社都合になりますが、会社側は退職理由を会社都合にはあまりしたくないという傾向があります。
会社に離職票の退職理由を自己都合にされても、ハローワークで異議を申し立てることで会社都合にできる場合もあります。
大事なのは、職場でいじめられていたという証拠です。
嫌がらせのメールなどの文書、いじめと言える言動を録音したもの、証言などが証拠です。
現実にいじめられている人は、在職中に証拠を残しておくと良いです。
余裕があれば、仕事を辞める前にハローワークに行って、いじめられて仕事を辞めるときに、退職理由を会社都合にするためには何が必要かを事前に知っておくと良いですね。
転職先の面接で退職理由を聞かれたら?
前職を退職した理由は、転職先の面接で必ず聞かれると言っても良い質問ですね。
転職先の面接で前職の退職理由を聞かれた時は、ネガティブな表現にならないように注意しましょう。
実際には、仕事を辞める人は、人間関係で辞めることが多いですが、
「前職では、人間関係が最悪でいじめも受けていて…」
などと正直に答えると、
人間関係を構築するのが下手な人という印象を持たれかねません。
前職でのいじめが自分には非がなく、理不尽なものであったとしても、面接の人はいじめの現場を見ていませんからね。
どうしてもマイナスの印象になってしまいます。
ですから、転職先の面接で前職の退職理由を聞かれたら、退職理由を志望動機と結びつけるようなポジティブな言い方にした方が好印象を持たれる可能性が高いです。
簡単に言うと、
「前の職場が嫌だから辞めたのではなく、転職先の仕事がどうしてもやりたかったから仕事を辞めた」
というようなニュアンスで、退職理由は志望動機と結びつけてポジティブな表現にした方が、転職を成功させやすいです。
まとめ
職場でいじめられて、仕事を辞めたい人は、すぐにでも仕事を辞めるべきです。
場合によっては、うつ病などの病気になってしまう危険性があります。
退職届を出すのに、理由は必要ありませんが、聞かれたら「一身上の都合」とでも言っておけば良いです。
大切なのは、仕事を辞めることですからね。
転職を希望する会社の面接で、退職理由を聞かれたら、ネガティブな退職理由よりもポジティブな退職理由の方が好まれることは覚えておきましょう。
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