会社の人間関係が辛い、職場で孤立している。とはいえ、それを理由に仕事を退職するのは甘いのではないか、と悩んでいませんか?
会社の人間関係で悩んだ場合、次のような選択肢があります。
- 努力して職場環境を変え、人間関係を改善する
- 孤立したまま、割り切って仕事を続ける
- 人間関係が悪い会社を退職して、転職する
関係改善の努力をすることも大切ですが、どうしても無理なら、転職を考えることは決して甘えではありません。
今回は、職場で孤立して人間関係がつらいときの対処法についてお伝えします。
目次
会社の人間関係が辛い①職場で孤立したまま働くリスク
会社の人間関係が辛い、職場で孤立している場合、仕事を退職する前に、まずは努力して人間関係を変えようと試みますよね。
もちろん努力はやってみるべきですが、いつまでも我慢したまま働き続けることには、大きなリスクがあることに注意が必要です。
まず、職場で孤立すると、いじめや嫌がらせもを受けやすく、精神的に追い込まれてしまいます。
また、同僚からの協力を得られず仕事が上手く進まなくなり、業績面のストレスもかかってきます。
もちろん、中には「職場は仕事をする所なのだから、仕事で結果を残せば良い」と割り切って仕事に集中し、しっかりと結果を残せる人もいます。
でもそれは、かなりメンタルが強くて、一人でもぐいぐい仕事ができてしまう人の話。
多くの人は、孤立することで精神的にも業務面でもダメージを受けてしまうのです。
さらに、いったん孤立してしまうと、その状態が長引きやすいことも大きなリスクのひとつ。
というのも、どんな人でも、自力で自分の問題点を見つけて改善するのは難しいから。
自分の問題点は、他人に指摘されて気付くことが多いものですし、改善のためのアドバイスだって他人からもらうものですよね。
ですから、いったん周囲の協力を得られなくなると、何が問題で、どうやって改善したらいいのかわからず、ますます孤立してしまいがちなのです。
このように、孤立したまま仕事を続けると、結果的に精神的に追い込まれ、限界を迎えるとうつ病などの病気を患ってしまうことも少なくありません。
うつ病は、孤立した状態で仕事を続けたときの最大のリスク。
重度のうつ病になると、最悪の場合には自殺してしまうこともありますし、治療にも時間がかかり、職場復帰がいっそう難しくなってしまいます。
会社の人間関係が辛い②職場の孤立が辛いなら退職するのは甘えじゃない
会社の人間関係が辛い、職場で孤立している。とはいえ、それを理由に仕事を退職するのは甘いのではないか、と悩んでいませんか?
職場での孤立や人間関係が悪いことが原因で退職するのは「甘え」ではなく、むしろ「一般的」。
そもそも、退職・転職する人の退職理由の多くは、人間関係なのです。
もちろん、表向きは「スキルアップ」などを理由にしてはいますが、実際は人間関係が原因で仕事を辞める人が最も多いのです。
一度悪くなった人間関係を改善するには相当な努力が必要ですから、いっそ転職して新たな人間関係を構築した方が楽ですよね。
マイナスをプラスにするのは難しいですが、ゼロをプラスにするのは簡単なのです。
職場で孤立して人間関係が悪くなってしまう場合、あなたにも原因があるかもしれませんが、社風や上司などの職場環境に原因がある場合もかなり多いです。
どんな会社にも、性格が悪い同僚や、理不尽なことで怒る上司はいるものですが、普通なら同じくらいフォローしてくれたり味方をしてくれる人もいるもの。
それでも誰かが孤立してしまうということは、会社が人間関係を本当にないがしろにしているか、人間性のよろしくないメンバーが多いということ。
性格が悪い同僚は、いつまでも性格が悪いですし、理不尽なことで怒る上司はいつまでも理不尽なことで怒ります。
もしあなたが理不尽にダメージを受け続けているのなら、仕事を辞めることは、甘えではありません。
むしろ、自分を守るための「賢い判断」だと言えるでしょう。
会社の人間関係が辛い③次の職場で孤立しないよう反省するのも大事
会社の人間関係が辛い、職場で孤立している。とはいえ、それを理由に仕事を退職するのは甘いのではないか、と悩んでいませんか?
職場で孤立してしまったら、すぐに関係性を改善するのは難しいもの。
そういう時はいっそ退職して、心機一転、新たに転職先を見つける方が良い環境を作ることができるものです。
ただ、気をつけなければならないのは、転職先でも孤立しないようにするということ。
今の会社で孤立してしまったのには、自分にも問題がある場合が多いです。何かきっかけがあるはずです。
孤立の原因は、会社の社風、人間関係、仕事での失敗などいろいろな要素が関わっていまず。
自分は悪くない、会社や上司、同僚が悪いと100%他人や会社に責任転嫁していませんか?
20%くらいは自分にも責任があると考え、客観的に自己分析をすることが大切。
その上で自分が悪かった点は反省し、次の職場に活かすことが、転職先で孤立しないようにするポイントです。
例えば、次のような特徴があると、孤立の原因になりやすいですよ。
- ネガティブな発言が多い
- 言い訳ばかりする
- ミスを認めない
- 空気を読めない
職場で孤立したくないなら、自分の悪い点も改善していきましょう。
まとめ
会社の人間関係が辛い、職場で孤立している。とはいえ、それを理由に仕事を退職するのは甘いのではないか、と悩んだときの対処法をまとめました。
人間関係が辛いとき、職場環境を変えるエネルギーがあるなら、職場の人間関係を改善するのがベストです。
ただし、次のポイントも忘れないように注意しましょう。
- 我慢したまま働き続けることにはリスクもある
- 手をつくしたなら退職は甘えではないので、我慢しすぎない
- 次の職場で孤立しないよう、自分の問題点も反省する
職場の人間関係が悪く、孤立してしまうと、多くのストレスを受けてしまいます。
何とかしなければと我慢して仕事を続けると、心身にダメージを受けるなど、あなたも大きなリスクを抱えてしまいます。
努力をしてもどうしてもダメなら、転職を考えることは決して甘えではありません。
むしろ、賢い選択とも言えるでしょう。
業務以外のストレスは、なるべく少ないほうが良いに決まっています。
もっとあなたに合った職場環境を見つけていきましょう!
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