「上司が嫌いでもう限界!」「ストレスがたまって我慢できない!」と感じてしまったら、どう対策すればよいのでしょうか?
上司にもいろいろなタイプがいて、人柄が尊敬できる人もいれば、そうではない人もいるのが現状。
例えば、理不尽なことばかり要求されたり、マウンティングされることが続くと、自分のストレスはたまる一方です。
しかも、どんなに嫌いでも上司ですから、無視したり縁を切るわけにもいかないのがつらいところ。
今回は、上司が嫌いで我慢ももう限界なとき、どう対策していけばよいのかまとめていきます。
目次
上司が嫌いでもう限界!マウンティング上司の特徴
上司が嫌い、我慢できない、という上司の典型例が、マウンティングしてくる上司。
具体的には、次のような言動が挙げられます。
- 仕事の内容をけなす(「こんなこともできないのか」「遅い」「やりなおし」など)
- 返答がぞんざい、ぶっきらぼう
- あいさつしても無視する
- 上司に非があっても認めない
- 質問をしてもきちんと対応しない(「自分で考えろ」「別の人に聞け」など)
- 困っていてもサポートしない
・・・想像するだけでもため息が出そうですが、このような傾向のある上司は実際に存在します。
彼らはいい大人のはずなのに、なぜこんな子供じみたことをするのでしょうか?
これらの言動で彼らが一貫してアピールしているのは、「自分はお前よりエライ!」「立場が上だと認めろ!」「機嫌を取れ!」ということ。つまりマウンティングです。
このような上司は、立場が下の社員を理不尽におさえつけることで、優越感を得たいのです。
人格のできている人は、どんなに上の立場になっても謙虚さと思いやりを忘れないものですが、自分に自信がない人ほど「自分はエライ」とアピールしたがるもの。
マウンティングの背景には、勤続年数が長いけど実は功績はそうでもない、後輩に実力で抜かされそう、などの焦りや不安があることが多いです。
自分より目上の人には文句を言えないので、立場的に言い返せない、真面目でおとなしい部下や後輩、入社したばかりの新入社員などがターゲットにされやすいのです。
あなたの上司にこういう傾向がある場合、パワハラにつながりやすいため要注意です。
もしあなたが標的にされていると感じたら、できるだけ距離をとることをおすすめします。
どうしても距離がとれないときは、上司より目上の人や他の上司など、相談できる人を見つけておきましょう。
嫌いな上司への対策
どんなに「嫌い」「ストレスの限界」「我慢できない」と思っても、直属の上司だったりすると、無視するわけにもいきません。
もしあなたが、嫌いな上司と毎日顔を合わせなければならない場合、どうしたらいいのでしょうか?
嫌いな上司への対策 ①問題は相手にあることを認識する
上司から理不尽な対応をされると「自分が嫌われているのでは」「自分の仕事ぶりが良くないのでは」と、自分を責めてストレスを感じてしまいがちです。
しかし、理不尽な態度の原因が上司にある、と認識できれば、自分を責める気持ちが楽になります。
- 仕事をほめてくれないのは、自分以外の社員の業績を認めたくないから
- 返事がぶっきらぼうなのは、自分が上だとアピールしたいから
- 質問に答えないのは、うまくいかないのを見て優越感を感じたいから
このように考えれば、上司に問題があると納得いくのではないでしょうか。
そう、あなたが悪いわけではないのです。まずは、問題点が上司にあることを認識しましょう。
嫌いな上司への対策 ②ほどよくあきらめる
ストレスの原因が上司にあると認識できたら、あきらめることが大切です。
あなたが正義感が強い場合、上司の問題が許せず「ここが間違っている」「理不尽だ」と指摘したくなるかもしれませんが、それは良い方法ではありません。
というのも、上司の非を指摘することで、本当に嫌われて目の敵にされる危険性があるから。
そもそも、相手が大人の場合、性格や人格を変える事はほぼできません。どんなに理路整然と反論しても意味がないでしょう。
それよりも、当面の理不尽さは受け流し、「この上司が変わることはないな」とあきらめ、関係を改善しようとしたり、戦ったりしないほうがあなたがストレスを感じずにすみます。
嫌いな上司への対策 ③距離をとる
どんな対策をしても、上司の態度が我慢できないほどストレスなら、無理せず距離をとることをおすすめします。
シンプルな方法ですが、物理的に離れることで会う機会を減らすのです。
社内で席替えや配置換え、部署移動が可能なら、積極的に申請しましょう。
もし上司がそろそろ定年するなど、離れられる時期が決まっているなら、被害をなるべく小さくすることでストレスを減らすことができますよ。
一方、社内で距離を取ることも難しく、あなたがもう全く耐えられないなら、転職を含め職場を変えることも視野に入れてみるのが良いでしょう。
上司が変わらないなら、あなたが動くのです。今の仕事や同僚に愛着がある場合、決断するのは少し辛いですが、あなたの心身の健康には換えられません。
上司の影響で体調をくずしても、会社は保障してくれないのです。
このまま今の職場で神経をすり減らすのか、新しい職場で人間関係の心機一転を図るのか。自分の身を守るためどう行動するべきか、冷静に考えてみましょう。
まとめ
上司が嫌いでもう限界!ストレスがたまって我慢できない!というとき、どう対策していけばよいのかまとめていきました。
誰でも「上司が嫌い」と思うことはあるものですが、上司が次のような特徴に当てはまるなら、パワハラにつながる場合もありますので要注意です。
- 仕事の内容をけなす
- 返答がぞんざい、ぶっきらぼう
- 上司に非があっても認めない
- 困っていてもサポートしない
また、そのような上司への対策として、次のようなことが挙げられます。
- 問題は相手にあることを認識し、自分を責めない
- 上司を変えようとせず、適度にあきらめる
- どうしても無理なら物理的に距離をとる
残念ながら、世の中、尊敬できる上司ばかりではありません。人間だれでも短所はあるものだからです。
上司に悪意がない場合、あなたの対応を工夫することで、少しはストレスを和らげることができます。
それでもどうしても上司の人間性に疑問を感じたり、どうやっても無理だと感じたなら、意識して距離を取るようにしましょう。
社内での異動や配置換えが難しければ、転職も候補にいれるとよいでしょう。
本来職場とは、仕事を通じてあなたの生活を良くし、良い経験を積むはずの場所。
それなのに、あなたの心身を害してしまうようでは本末転倒ですよ。
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