社会人2年目は、「もう疲れた」「新人のときよりつらい」と感じる人が増えてくる時期です。
しかも、身体的なつらさだけでなく、メンタル的にも落ち込みやすいのがこの時期。
メンタルのつらさを放っておくと、最悪うつ病を引き起こしてしまいますから、本当に疲れ果てる前に仕事のやり方を考えてみることが必要。
そして、場合によっては転職を考えた方が良い結果につながります。
本来なら、就職から1年たって仕事にも慣れて楽になりそうなのに、しんどいと感じてしまうのには2年目ならではの事情があるのです。
今回は、社会人2年目でもう疲れた、本当にメンタルがつらいと感じた時、転職したほうがいいのかどうか見ていきましょう。
目次
社会人2年目が疲れる理由
社会人2年目がつらいと感じる大きな原因は、今まで「1年目だし、まあいいか」と許されていたことが、通用しなくなってくるから。
例えば、次のようなことに当てはまらないでしょうか?
- 仕事の量が増える
- 仕事の難易度が上がる
- 新人のときほど気軽に質問しにくい
- 後輩が入ってきて、プレッシャーを感じる
- 仕事を完璧にこなそうとして、自分を追い込んでしまう
2年目になれば、上司からも仕事に慣れてきたとみなされますし、新しい1年目も入ってきます。
今まであなたが担当していた仕事は1年目に引き継ぎ、あなたは先輩の仕事を引き継ぐことになるでしょう。
場合によっては、1年目に仕事を教えながら、新しい仕事をしなければならないかもしれませんね。
ですので、仕事の量は自然と増え、内容も今までより難しくなるのです。
また、今まではすぐ先輩に聞いていたことも、「もう知ってるよね」「前に説明したでしょ」などと言われてなかなか聞きにくくなってきますし、後輩に教えるプレッシャーもあります。
このように、責任とプレッシャーがぐんと増える中、「ちゃんと結果を出さないといけない」と自分を追い込んでしまいやすいのが2年目なのです。
社会人2年目でメンタルが辛い時の対処法
2年目でメンタル面が辛いと感じたら、どう対処したらいいのでしょう?
すぐにできる対処法を挙げていきます。
社会人2年目でメンタルが辛い時①ストレスを解消する
メンタルが辛い時は、心に大きなストレスがかかっている状態です。
過度のストレスは心身の健康に悪いことばかりですから、できるだけ早く解消しましょう。
おすすめは、週に何時間かでも良いので自分の時間を取り、あなたの好きなことに没頭すること。
登山やサイクリングなど自然に触れるのも良いですし、スポーツをしたり見たりするのも良い方法。
ショッピングやカラオケ、おいしいものめぐりなど、普段と違う刺激を受けるのも気分転換になりますよ。
中でも、ウォーキングやヨガのような軽い運動は明らかに心身のストレスを減らすことがわかっていますから、特におすすめ。
ずっと社内のことを考えるよりも、社外で全く別のことをしたほうがリフレッシュでき、やる気も復活しやすいですよ。
社会人2年目でメンタルが辛い時②親しい人に相談する
疲れすぎて何かする元気もない、という場合は、つらい気持ちを他の人に打ち明けてみましょう。
人に話をすることで、自分の中で何がしんどいのか整理できますし、相手が同じような経験を持った人なら、ちょうど良いアドバイスがもらえるかもしれません。
会社での問題が解決していなくても、人に話すだけですっきりするのはよくあること。
特に、社会人になって一人暮らしを始めたり、社内で同期がいないなど、気楽に話せる人が少ない場合、けっこう効果があります。
ただし、ここで注意したいのは、話し相手にはなるべく社外の人を選ぶこと。
業務上の悩みならまだ社内の人でもOKですが、意外と世間は狭いもの。どこでどう話が伝わってしまうかわかりません。
人間関係の悩みや上司への不満など、社内で広まると良くない話の場合、話す相手は慎重に選んだほうがあなたの不利益にならずに済みますよ。
社会人2年目の転職はアリ?
まだ社会人2年目なのに、仕事が辛いからって転職しても良いのかな、と考えるかもしれませんが、次のような兆候がある場合、転職は「アリ」です。
- 夜眠れない
- 食欲が出ない
- 出勤する朝に頭痛・腹痛など体調が悪くなる
- 何をしていても楽しくない
- 仕事のない日は元気に過ごせる
これらの特徴に当てはまるなら、心のストレスが体にも影響しているということ。かなりぎりぎりの状態と言えます。
この状態を放置すると、うつ病など心身を壊してしまう可能性がありますので、できるだけ早く休養を取ることが重要です。
もし一度調子が良くなっても、出勤するたびに体調が悪化するなら、職場を変えることが根本的な解決法といえるでしょう。
まとめ
社会人2年目でもう疲れた、本当にメンタルがつらいと感じた時、転職したほうがいいのかどうかについてまとめていきました。
2年目で疲れてしまう理由は、以下のような理由がありました。
- 仕事の量が増え、難易度が上がる
- 新人のときほど気軽に質問しにくい
- 後輩が入ってきて、プレッシャーを感じる
- 仕事を完璧にこなそうとして、自分を追い込んでしまう
メンタルがつらいなら、次のような対策を試してみましょう。
- 趣味などでなるべく早くストレスを発散する
- 親しい人に相談する
これらの対策をしても意欲が戻ってこないなら、なるべく早く本格的に休養を取る方法を考えてみましょう。
転職も解決方法のひとつです。
一番良くないのは、まだ大丈夫と自分をごまかして頑張りすぎてしまうこと。
本当に落ち込んで疲れ果ててしまうと、仕事に取り組めないだけでなく、退職する元気も転職する元気も出なくなってしまいます。
そうなる前に立ち止まり、あなたにぴったりの働き方を検討してみてくださいね。
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