仕事をしばらく休みたいと感じたり、すでに疲れていて休みがちと感じるなら、どうしたらいいのでしょうか。
仕事でとても疲れていたり、職場環境が悪い中働き続けていると、もう会社に行きたくないと思ってしまいますよね。
それでも「仕事に行かないわけにはいかない」「つらいけど明日も行くしかない」と自分を奮い立たせ、仕事を続けている人は少なくありません。
「もう休みたい」という状態が長く続いているなら、思い切っていったん休んでしまうことがおすすめ。場合によっては、転職も考える必要があります。
今回は、仕事をしばらく休みたいと思ったときの対処法についてまとめていきます。
目次
仕事をしばらく休みたいのに続けるリスク
「仕事をしばらく休みたい」「もう仕事に疲れた」そう感じているのに無理をして仕事を続けることは危険です。その理由を見ていきましょう。
仕事をしばらく休みたいのに続けるリスク①うつ病や過労死
仕事を休みがちなのに、無理をして働き続けることは危険を伴います。
なぜなら、そのまま仕事を続けると心身ともに疲れきってしまい、うつ病や最悪の場合過労死に至ることだってあるから。
実際、心の不調で休職・退職する人は少なくありません。厚生労働省からは次のような調査結果が出ています。
平成29年11月1日から平成30年10月31日までの1年間で、メンタルヘルスにより連続1ヶ月以上の休職をしている人の割合は6.7%、退職した人の割合は5.8%。
参照:平成30年 労働安全衛生調査(実態調査)結果の概況 事業所調査
仕事を休みたいのに無理をすることは、うつ病の一因になります。
しばらく休みたいと考えているのであれば特に深刻で、うつ病はすぐ足元に迫っている状態と言えるでしょう。自分の気持ちに正直になって、休みを取ることは重要なのです。
仕事をしばらく休みたいのに続けるリスク②親しい人との関係が薄くなる
休みを取らないことのもうひとつのリスクは、家族や友人とのコミュニケーションが希薄になってしまうこと。
働き続けるということは、その分自分のプライベートとメンテナンスの時間を失っているということですよね。
親しい人と話すこと自体ストレス軽減になりますし、あなたの様子の変化にも気付いてもらえます。
意外なことですが、人は自分のストレスにはなかなか気付けないもの。
周りの人に指摘されて、やっと自分が大きなストレスを抱えていることに気付くことは少なくありません。
人と話すのが面倒になるほどストレスを抱える前に、計画的に休みをとってしまうことがおすすめです。
仕事をしばらく休みたい時は周りの目は気にしない
仕事をしばらく休みたいと感じるほど追い詰められ、もう休みがちになっているのに、それでも働き続ける理由は何でしょうか。
周りに遠慮して、休むことを悪だと考えていませんか?
仕事をする時の持久力や忍耐力には個人差があり、鍛えれば身に付くものでもありません。
ある人が難なくこなす業務量も、別の人には耐えがたいことだってあります。
ですから、周りからどう見えようと、あなたが今の仕事をつらいと感じるなら、あなたにとっては負荷が大きいということ。
あなたが仕事を休みたいと考えた時、他者がどう感じようが関係ないのです。
常識という言葉自体が曖昧なものなので、そうした押し付けは聞き入れる必要がありません。
「あなたが休んで仕事が回らなくなったらどうするんだ」と言われても、もしあなたが倒れてしまったら、もっと仕事は回らなくなりますよね。
リスクは、未然に防いでこそ意味があるもの。あなたが休みたいと考えるなら、周りの目は気にせずに休みを取りましょう。
疲れてすでに休みがちなら転職を考えるのも必要
仕事をしばらく休みたいとずっと思っていたり、もうすでに疲れて仕事を休みがちな場合、早急に転職を考える必要があります。
そんなに仕事が辛い理由の多くは、仕事内容があなたに合っていないか、人間関係など職場の雰囲気がよほど悪いかが当てはまります。
仕事内容が合っていないことがストレスなら、まずは次のような対策が考えられます。
- 先輩や同僚に仕事のアドバイスをもらう
- 資格取得など自分のスキルアップに努める
- 部署異動が可能かかけあってみる
これらの対策で問題が解決しなかったり、社内にあなたの希望する仕事が見当たらないなら、今の仕事はあなたに合っていないということ。
今の状態で仕事を続けても、あなたの能力が十分発揮される可能性は低いと言えます。
また、人間関係が原因の場合、まずは関係改善の努力をするのも良いでしょう。
しかし、多くの場合、一度こじれた関係の修復は難しいもの。すでに苦手な相手に拒否反応が出てしまったり、苦手な人に会いたくなくて出社が気が重く感じることも少なくありません。
これからずっとあなたが我慢したり相手に合わせて無理をするよりも、人間関係を一新してしまうほうが解決に近いこともよくあります。
これらの場合、いっそ社外に目を向け、あなたに合った環境を探すほうが突破口が見つかる可能性が広がるでしょう。
まとめ
仕事をしばらく休みたいと感じたり、すでに疲れて休みがちと感じる時の対処法をまとめました。
仕事を休みたいのに無理をして続けることには、うつ病や過労死などのリスクがあります。
ですから、何としても自分と向き合う時間を作り、周りの目を気にせずしっかり休養を確保することが大切。
というのも、あなたが体調を壊したとしても、会社が責任を取るわけではないから。
しっかり休養することは、あなたの生活と健康を守るための、大切な手段であることを思い出してくださいね。
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